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第90回新潟県臨床検査学会

更新日時 2015年10月20日

第90回新潟県臨床検査学会
10月12日、朱鷺メッセにおいて、第90回新潟県臨床検査学会が開かれました。今回のテーマは、「進化」~新しい臨床検査技師像を探る~でした。このテーマのもと、43本の演題が寄せられました。いずれの演題も、日々の業務の中で得た知見や疑問に対して真摯に向かい合い、考察を重ねたもので、素晴らしい内容でした。参加者は、身近な施設の技師の発表に、真剣に聞き入っていました。また、今年より設けられた学生発表のセクションには、新潟大学、新潟医療福祉大学、北里大学保健衛生学院の学生から合計5本の演題が寄せられました。座長の穏やかな司会のもと、学生達は緊張しながらも、眼を輝かせて発表に臨みました。発表後は、会場から暖かい拍手がありました。発表した学生達にとって、就職活動・国試へ向けて大きなモチベーションとなったことでしょう。
今回の参加者は362名で、昨年(355名)より多くの方からご参加いただきました。また、今回から学生へ一般演題発表を呼びかけたこともあり、新潟県内の臨床検査技師を目指す学生を中心に49名の参加がありました。ランチョンセミナーでは5社から協力を頂き、それぞれの分野で関心の高い話題を提供していただきました。午後の教育講演では、病理細胞、一般、生理、微生物、臨床化学部門からご担当を頂き、各分野での専門的な講演をいただきました。参加者は大いに知識を深めることができました。また、パソコンセンターでの受付や演題発表時の動画の再生等に不具合があり、発表者にはご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申しあげます。原因を追究し、今後改善していきたいと考えております。
おかげさまで県学会の参加者は年々増え続けています。そのため、会場の確保や、運営する人材の確保にかかる費用も、増加傾向にあります。しかしながら、参加費は長年据え置かれたままとなっております。今後、さらに県学会を盛り上げてゆくためには、参加費の見直しが必要な時期に来ていると考えられました。
さて、来年度は新潟で「日臨技北日本医学検査学会(第5回)」が開催されます。昨年の第63回日本医学検査学会に引き続き、大きなイベントとなります。新潟県の会員の皆様から多くの演題が寄せられることを期待しております。これからも新潟県の臨床検査の「進化」が続きますよう、ともに頑張りましょう。(文責:池上喜久夫)